あるてぃまおんらいん
大和シャードに移住したアルティの日記です。UOと犬、たまに小説など。
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『剣に誓いを立てよ』
UOのフィクション小説書いてみました。(まだ途中)
とりあえず、第一章が書き終わったのでUPです。
ちなみに、登場人物はあくまで架空の人物です。
私のキャラでもなければ、知り合いでもありません。

素人作なのでおかしな部分があるかと思いますが、楽しんでいただければ幸いです。
読んでみたい方は、続きをどうぞ。
第一章 出会い
「・・・う・・・・くっ・・・」
ユー郊外の森の中、腕や足など至る所から血を流しながら一人の青年が息を切らせながら走っていた。
年の頃は17、18歳といった所であろう。褐色に焼けた肌はすでに血や泥で汚れ、苦痛による大粒の汗が噴き出している。
その青年…ユーイは、木々を縫うように走り追っ手の視界から抜けようとしていた。
ようやく追っ手を振り切り、大きな木の陰に身を隠した。
(オーガってこんなに強いのかよ・・・)
声に出す訳にはいかず、心中で呟いた。
こんなはずでは無かったのだ。
故郷のユーを旅立ち、首都ブリテインを目指して街道を歩いていた。
道中エティンやハーピーといったモンスターに襲われたものの、多少なりとも剣の腕があった為事なきを得た。
ダンジョンと呼ばれるモンスターの巣窟には噂でしか聞いた事がないような恐ろしいモンスターがいるものの、外では危機に陥る事など無いと思っていた。
なのに、この有り様はどうだ?
出くわしたオーガを難敵では無いと判断し、戦ってみた結果がこれだ。
あんな大きな図体をして、動きが素早かったのだ。
そして、棍による凄まじい攻撃力。
何度も棍によって叩き付けられ、何とか隙をついて距離を取ったものの余程腹を空かせているのかしつこく追いかけてきたのだ。
(このまま…見つからなければいいんだが…)
だが、そんな期待はすぐに打ち砕かれた。
ズシーン…ズシーン…
匂いで追ってきたのか、近くまで来ているようだ。
息を潜め、身を小さくして通り過ぎるのを待っていたが足音がすぐ側で止まった。
恐る恐る顔を上げてみると、すぐ横にあの巨体が唇に酷薄な笑みを浮かべ立っていた。
「くそ…ここまでかっ…!」
もはや動くこともままならない身体だが、睨み付ける事は出来る。
だが、そんな事はもろともせず、オーガは笑みを浮かべたまま棍を振り上げた。
この絶体絶命の危機を回避し、生きながらえる可能性はゼロだ。
ユーイは目を閉じ、棍が振り下ろされるのを待った。
すると、突如熱風が押し寄せてきた。
何事かと目を開けてみると、オーガが燃えているではないか…!
「ぐ・・・うがぁぁあああ!」
痛みにより咆哮を上げ、後ずさったオーガに黒い影が迫っていった。
あれは・・・ナイトメアだ。
悪魔の馬とされるナイトメアがこんな場所にいるはずがない。
それこそダンジョンの奥深くにいるようなモンスターだ。
それともただの黒い馬なのか・・?
いや、そんな事は無い。明らかにオーガを押している。ただの馬がこんなに強いはずがない。
「オーガより最悪じゃないか…」
やがて、オーガを倒したナイトメアがこちらに向かってきた。
しかし、襲ってくる気配はない。
ナイトメアは優しげな眼差しでこちらを見ている。
「敵じゃ…ない…?」
ナイトメアは、そうだとばかりに「ブルル…」と唸った。
しかし、襲ってこなくても体力が尽きたこの身体では動くことも出来ないのでのたれ死ぬしかない。
どうしたものかと思案していると、ナイトメアの耳がピクリと動き、先程ユーイが逃げてきた道を見ている。
ユーイが不思議に思い、同じ方向に顔を向けるとほぼ同時。
「―――カルア…!」
腰にかかる程の青みがかった銀髪を振り乱しながら息を切らせて走ってくる女性がいる。
その女性は、側まで来るとナイトメアに手を置き息を整えている。
どうやらこのナイトメアはカルアという名前で、この女性のペットのようだ。
聞いたことがある。
テイマーと呼ばれる動物やモンスターを操る人達は、血の滲むような修行を積むことでドラゴンさえも操れるという。
ナイトメアをペットとするこの女性はかなり修行を積んだテイマーなのだろう。
ユーイは出血により朦朧としてきた頭で、そんな事を思っていた。
「今…回復を…」
まだ息が整わず苦しそうだが、ユーイに回復を試みようと呪文の詠唱に入った。
「In Vas Mani……Greater Heal」
詠唱が終わった途端優しい光がユーイを包み、傷が癒えていった。
「間に合って…良かった…」
回復魔法を終えた女性は、心底安堵した様子で微笑んでいる。
魔法により傷口が塞がり出血も止まったものの、失血により一旦下がった体力はしばらく休まなければ戻らない。
だが、痛みが無い分先程より遙かに楽になった。
「あなたは…?」
当然の疑問である。テイマーの知り合いはもちろんいない。ましてや、ギリギリの所を助けられた事や「間に合って良かった」という言葉も気になる。
息が整い、落ち着いた彼女はそんな疑問に答えてくれた。
「私はセリアです。たまたまこのにいたら、怪我をしたあなたを見かけたの。後を追うようにオーガも現れたものだから、危険な状況なのでは…と思ってカルアにオーガを仕留めるよう指示を出したんです。」
なるほど。偶然俺を見つけてくれたおかげで命拾いをしたようだ。
「そうか…。助けてくれてありがとう…」
木にもたれ掛かり彼女に礼を言うと、彼女は優しい微笑を浮かべたまま首を横に振った。
「とりあえず、ここで休むのは危険ですから一旦私の家にお運びしますね。」
そう言って、ユーイの肩に手を回して立ち上がるのを支えてくれた。
「あ…、ところであなたのお名前は?」
ユーイより遙かに華奢な彼女は、まっすぐな瞳でユーイを見上げている。
「俺は…ユーイ。ユーから来たんだ。」
これが、彼女――セリアとの出会いだった。


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【2008/11/03 03:51】 | 小説 | トラックバック(0) | コメント(0)
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